我々が日々便利に使っているすべての情報システムには、以下の図に示すように原子レベルのデバ イスの研究からビジネスモデルのアイデアまで、多くの階層の研究成果がつまっ ています。情報という分野は幅広くて,このうち論理回路より上の階層の研究とそれらの基盤となるアルゴリズムとデータ構造などの研究分野をカバーしています.NGC研で扱う分野は、これらの中でOSより下の階層(計算機アーキテクチャや論理回路、アルゴリズムやデータ構造の設計理論)などのあたりで、図で色を塗った部分が主となります.

論理回路レベルより下のアナログ回路、デバイスレベルの研究は情報の分野ではないので、情報の分野の研究室の中ではもっとも基盤的な分野を扱ってい るといえます。
このような分野は,ユーザーが直接触れることができるアプリケーションの階層ではないので,見た目が派手でない(というか見た目などがない!),実生活で今までに経験したことがない,そもそも内容が難しい,と分野外の人には思われてがちな研究分野かもしれません.そのため,3回生の段階ではちょっと敬遠したくなる気もわかりますが,ちょっと待ってください!この分野を大学の間にじっくり勉強しておくことが重要だと思いますよ!その理由はいくつもあります.
そうです!将来まで考えたら,この基盤的な分野の研究をしておくことはかなりお勧めといえるでしょう!というわけで,NGC研では上記の分野で,新しい方式や新しい設計方式に関する研究をしたいと思っています.基盤的な分野といっても,内容は世界の最先端の研究を通して、論理的試行力、論理的プログラミング能力の向上を目指したいと思っています。
研究対象としては,今の計算機(の場合もありますが)だけでなく,将来の計算方式についても考えます。 そのため、NGC研の研究分野としては、情報系の研究会が主ではありますが、テーマによっては、 電気電子系、物理系といった人たちがくるような研究会にも参加した りもします。たとえば,今の方式と違う計算方式としては,量子状態を使う計算,光を使う計算,バイオによる計算とかいろんな次世代方式が研究されていますが,とりあえずそんないろんな分野のことを勉強してみたいと思った方はぜひNGC研で勉強しましょう!
何か具体的な問題が与えられてそれを解くという問題解決型の研究(Howを見つける研究)というよりも,何か新しいWhatを見つける研究を目指したいと思っています.